金や銀は印刷できますか？

恐れ入りますが、金や銀はインクがありませんので、印刷できません。

のぼりの製作方法として一般的なダイレクト昇華印刷は、生地に直接インクジェットプリントした後、そのまま200℃の熱をかけて定着させます。オフィスやご家庭で使用されていますインクジェットプリンターの大きいものとお考えいただいて結構です。

ちなみにご家庭のプリンターは、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色の掛け合わせで色を表現しますが、のぼり旗はそれらに、ライトシアン・ライトマゼンタ・オレンジ・グレーの計8色の掛け合わせで表現します。これらのインクの中に、ゴールドやシルバーがないため、印刷ができないのです。

ただ、インクの掛け合わせにより、黄土色のグラデーションで金色っぽく、グレーのグラデーションで銀色っぽく表現することは可能です。

こちらの写真をご覧ください↓離れてみると、金や銀色のように光沢があるように見えます。

以前は、特殊で高価なインクを使って印刷をしたり、金箔や銀箔を貼ったのぼり旗を製作することもあるにはありました。

ただ、非常に高価にも関わらず、屋外に設置し雨が降ると金の輝きを失ってしまうのです。

また、インクの特性上、裏までしっかり浸透させるのが難しいため、金色にならず、ベージュっぽく仕上がります。


従いまして、現在は上述したとおり、黄土色や灰色でグラデーションをかける方法をご提案させていただいています。

ダイレクト昇華印刷の場合、グラデーション入りののぼりが綺麗に、しかも1枚から安く作れます。
グラデーションを使用したからといって値段が上がることもありませんので、ご安心ください。