HOME > のぼりの製作や生地について > ポンジと紙に印刷すると色がどう違う?
皆さん、はじめまして!

ポンジと紙に印刷すると色がどう違う?

2020年03月26日
今月からこのオーダーのぼりドットコムで
ブログを書かせていただく製造の常盤です。

ご注文いただいたのぼりを、
毎日印刷させていただいておりますが、
ふっとこんなことを思うことがあります。

自分でデータを作る方はきっと、
家のプリンターで出力した色と同じように
のぼりも仕上がると思われているだろうな・・・と。

だからと言って「え?違うの?」と言われても、
何が違うとは言えない自分がいるのも事実です。

という訳で、同じデータを印刷しても
ポンジと紙でどう変わるのかを
今回実験してみました!

まずは印刷についてのミニエクササイズ。

のぼりは主にダイレクト捺染という方法で直接ポンジという
生地に印刷してお作りしています。

この時、重要なのがCMYKとよばれる色の数値です。

これは使用するインクの頭文字をとっているのですが、
Cは「シアン」Mは「マゼンタ」Yは「イエロー」Kは「ブラック」となっていて
それぞれのインクの使用する割合を数値で決定しています。

例えばY100%だと、イエローだけなので黄色。
C100%とY100%だと混ざって緑色になります。

これは家庭用の印刷機であろうと、のぼりを作る印刷機であっても共通です。

CMYK

それでは小難しい話は置いといて、
さっそくこのCMYKの数値によって
紙とのぼりに使用する生地「ポンジ」で
実際にどのように色が変わるのかを見てみましょう。

これが紙に印刷した時の色の見え方になります。

紙の色

左の色がシアン100%の色で、
右の色が、シアンとマゼンタを両方100%足した色になります。

左のシアンの色が鮮やかに出て、
右のシアンとマゼンタを足した色は、濃い紺色になっている
のがわかります。

それでは、次にのぼり等を印刷するポンジを見てましょう。

ポンジの色

紙と比べると、色が濃く見えると思います。

ポンジに印刷するときは、紙で印刷したCMYK数値と同じだと
どうしても色が濃くなって印刷されているのが分かると思います。

同じデータでも、印刷するメディア、
印刷機によって色が少し変わってしまうという事です!

家でのぼりのデータを作って、プリントして、
「これめちゃくちゃ良い色やん!!」
と思ってのぼりを注文しても、

そうです、同じ色で仕上がってこない可能性が
高いという事です。

ポンジと紙の色
紙とポンジ、どちらも並べてみました↑

これをみて「こんなに変わるならのぼり購入するのやめとくかー」となったそこの貴方!
ちょっと待ったー!


たしかにCMYK数値を紙で印刷した時と同じ数値で印刷するとこのような差が生じます。

しかし!
このような時のために製造部門の常盤が、
お客様のご要望の色に寄せるべく、CMYK数値を調整して印刷いたしますので、
ご安心ください!


これをみて色を調整してくれるなら
のぼりを買ってみようかなという
考えを少しでも持たれるなら幸いです。

是非ともオーダーのぼりドットコムで
のぼりの購入をご検討してみてください。

それでは!


働くヒト ブログランキングへ

コメント

名前
メール
URL
内容

情報を記憶する
プロフィール
管理者:オーダーのぼりドットコム店長@辻本
プロフィール画像
2008年入社にデザイナーとして入社。カラーコーディネーター1級。
現在はご注文、お問い合わせ対応など、お客様窓口を担当しています。
ブログでは、のぼりを購入する前に読んでおきたい情報や、デザインや配色について等、読んでくださった方に安心してのぼりを製作頂けるような記事を執筆しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。とことんお付き合いいたします!
<< 2020年 03月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事