のぼりのチチって何?|語源や役割、向きの重要性を解説

のぼりのチチとは? のぼりの製作、生地について
のぼりの製作、生地について

のぼりに付いているあの輪っかってなんだろう?」
「のぼり旗を作るときに『チチの向きは?』と案内されたけど、そもそもチチって何?」
そんな疑問はこの記事を読めばすぐに解決します!

このコラムでは、のぼりのチチとは何か?名称の語源や役割、向きの重要性について詳しく解説しています!
ぜひ最後までご覧くださいませ。

のぼりのチチとは?

のぼり旗のチチとは、のぼり旗の長辺(左辺もしくは右辺)及び上辺に付いている白い輪っかのことを指します。
その輪っかにポールを通し、スタンドに立てることによって、のぼり旗が完成します。
チチの素材には一般に、雨風や日光の影響ですぐに千切れてしまわないよう、耐久性のある化学繊維が使われています。

基本的に、上辺に3個、左辺に5個縫い付けられており、風に綺麗になびくように設計されています。

チチのサイズについては、コチラをご覧ください

チチの語源

チチの名称の語源ははっきりとは分かりませんが、動物の牛や犬の乳首のように連なっているところから名前がついた説が有力です。

平安時代後期には、のぼり旗のルーツである「乳付旗(ちつきばた)」が合戦の場面で躍動し、その時代には「チ」「チギレ(乳布)」と呼ばれていました。

乳付旗

その名残から、今でも東日本のある地方ではチチのことを「チギレ」「チギリ」と呼ばれこともあるそうです。

チチの役割

チチの役割は、旗とポールを繋ぐことで綺麗になびかせること。上辺と左辺に付けることにより、多少強い風が吹いてもデザインが見やすく表示され、広告や目印として機能します。

お蕎麦屋さんののぼり旗

左チチ?右チチ?向きの重要性

そもそも基本的にチチは、なぜ左についているかをご存知でしょうか。
それは日本が左側通行だから」。車が左側を走るため、運転手や同乗者がのぼり旗の内容を見やすいように、チチが左側に付けられているというわけです。

とはいえ、全てののぼり旗が左向きのチチで良いというわけではございません。

コチラをご覧ください↓

反転しているのぼり

このように、内容が反転した裏面のまま風になびいているのぼり旗をあちらこちらでよく見ませんか?
のぼり旗が反転した状態が長引けば、せっかくのぼり旗を作って設置しても広告の効果は落ちてしまいます。

設置場所の風向きを鑑みて、左チチ・右チチを選択することをオススメします。
オーダーのぼりドットコムでは、基本的には左チチ仕様が標準ですが、無料で右チチに変えることも可能です。

右チチののぼり旗
右チチでのぼりを製作した方が良いパターン
  • 事前に風向きをチェックし、右から左になびく方が多いと判断した時
  • のぼり旗立ててみたが、見るたびに裏面が表示されて内容が反転している時
  • 神社の参道の両脇に、左チチ・右チチののぼり旗を立てる時

一番多いのは、一つ目の事前に風向きをチェックして右チチを選ぶパターンです。

風向きを調べる簡単な方法は、設置場所にリボンを持って立ってみると良いですよ。
時間によって風向きは変化するので、営業時間中に調べることをオススメいたします。

のぼり旗をご購入前に、見せたい方向、風向き等を考慮してチチの向きを決めておきましょう!

のぼりのチチについて:まとめ

今回のコラムではのぼりのチチについて解説致しました。

のぼりのチチとは?
  • のぼりに付いている白い輪っかのことを指す
  • 旗とポールを繋ぎ、綺麗になびかせる役割がある
  • 設置場所の風向きによって、チチの向きを変えると吉

あなたの疑問は解消されましたでしょうか?のぼり旗のチチは重要な役割を担っていることがお分かり頂けたかと思います。

のぼりを作る際には、「チチ」にも注目してご検討くださいませ!

\ご不明点や「こんなのはできる?」といったお問い合わせはコチラまで!/

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