のぼりの横棒にトゲ!?刺さった経験談と危険な理由を解説

のぼりの横棒にトゲ!?刺さった経験談と危険な理由を解説 ポール・立て台について
ポール・立て台について

外にのぼりを立てていると劣化や汚れが気になりますよね。
のぼりのポールにも砂や泥が付着し、定期的に掃除をしている方も多いのではないでしょうか。

お手入れをする際にご注意いただきたいのが、ポールに付属している『横棒』です。

のぼりの横棒

雑巾やタオルで汚れを取っていると、見えないトゲのようなものが刺さって、チクチクとした痛みが!?
弊社スタッフも数名そんな経験をしたことがあり、パンパンに指が腫れたという話も…。

SNSでも「のぼりを立ててると、なにか刺さった!」という内容のポストが数多く投稿されています。

SNSの評判

今回のブログでは、古いのぼり旗の横棒を触ったときの痛みの原因や、対処法について解説します。

のぼり旗の横棒に使われている素材『FRP』

のぼりの横棒に使われている素材は『ガラス繊維強化プラスチック』、通称『FRP』と呼ばれています。
ガラスなどの繊維を樹脂プラスチックに混合させた素材で、軽くて強度が高く、腐食しにくい性質を持っています。

FRP

聞きなれない素材ですが、『浴槽』『洗面台』『公園の遊具』『自動車の外装』等にも使われており、意外と日常的に触れ合っています。

FRPが使われているもの

トゲの原因は横棒の劣化

車の外装にも使われるような強靭な素材なのに、なぜケガをしてしまうのでしょうか。
原因はコーティング剤の劣化です。

のぼり旗の横棒は、FRPの繊維が飛び出さないように、耐候性の高いコーティング剤が施されています。

横棒の劣化イメージ図1

しかし、どうしても紫外線や雨・風に晒され続けると劣化してしまいます。

横棒の劣化イメージ図2

コーティング剤が劣化し、剥がれたりすることで、FRPのガラス繊維が外に飛び出し手に刺さってしまうのです。

実際に、弊社に置いていた古い横棒にも、繊維が飛び出しているものがありました。

劣化した横棒からトゲが出ている

このささくれのようなトゲが手に刺さり、チクチクした痛みを引き起こします。
今回は撮影できる程度に繊維が太かったので目視できましたが、実際はもっと細く透明です。

トゲが刺さらないようにするには?

バラのトゲのように簡単に目視できれば、避けながら扱うことは可能です。しかし、見えにくいガラス繊維が故にそうはいきません。

繊維が刺さってケガをしてしまう前に、予防方法を知っておきましょう。

厚手のゴム手袋を着けて扱う

のぼり旗の横棒を扱う際は『手袋』を着けましょう。

厚手のゴム手袋を着けて扱う

但し、軍手等の布手袋ではトゲが貫通する恐れがありますので、厚手のゴム手袋にしてください。
特に長年使っている古い横棒の手入れをする時は必ず用意しましょう。

定期的に「のぼりポールの横棒」を新調する

もう一つの予防案は、定期的にのぼりの横棒を新品に変えることです。

メーカーによると、横棒の耐候年数の目安は「約5年」との事。設置場所の環境によって前後しますので、紫外線が強い場所では目安より早く劣化が始まります。
見た目を綺麗に保つ為にも、定期的な買い替えを推奨します。

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刺さった時の対処方法

この記事を読む前にケガをしてしまった方へ。事後は、このような処置方法が考えられます。

自然に体外へ押し出されるのを待つ

刺さったガラス繊維は、時間の経過とともに徐々に皮膚表面へ上がってきて、自然に排出される事が大半です。患部を触らず安静に、押し出されるをの待ちましょう。

ガムテープ等でトゲを除去する

ガムテープ等の粘着力の強いテープで、皮膚に刺さったガラス繊維を除去するという方法もあります。
ただし目視が難しく、除去できないこともあります。

炎症を起こし腫れてきた場合、病院へ行く

患部から出血、炎症を起こしている場合は『皮膚科』に受診し適切な処置をしてもらいましょう。

のぼりの横棒にトゲ!?刺さった経験談と危険な理由を解説:まとめ

今回のブログでは、のぼり旗の横棒を扱った際のケガや原因について解説しました。

原因と対処方法
  • 素材の経年劣化によりガラス繊維が露出し手に刺さるのがケガの原因。
  • 横棒を扱う場合は『厚手のゴム手袋』を使う。
  • 刺さった場合は、繊維が押し出されるのを待つ。出血や炎症がある場合は皮膚科へ受診する。

「あののぼりのキャッチコピー、心に刺さった!」ということはあっても、「のぼり棒の横棒の繊維が刺さった…。」は、良い事ではありません。

『のぼりポールの横棒』の正しい取り扱い方を覚え、ケガを予防しましょう。

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