教えて!のぼりQ&A
のぼりの部位の名称を教えてください。
かしこまりました。のぼり旗の各部位の名称とそれぞれの特徴を解説いたします。
また、のぼりを作成するのに欠かせない、染色方法、仕上げ方法についてもご紹介させていただきます。
●のぼり旗の各部位
■生地
のぼりは、デザインを施した“生地”がなくては成立しません。
一般的によく使われるのは、薄くて軽い「テトロンポンジ」という素材です。
コストパフォーマンスが良いため、標準的な生地として使用されています。
テトロンポンジの詳細につきましては、こちらのコラム記事をご覧ください。
https://www.order-nobori.com/column/material/
■チチ
のぼりの生地の左辺もしくは右辺にいくつか付いている輪っか状の布のことで、ポールや横棒を通すためのものです。「チギリ」「チギレ(千切れ)」とも呼ばれます。
色は「白色」が標準です。
ご希望に応じて「黒色」に変えることも可能です。
チチについての詳細はコチラをご覧ください
https://www.order-nobori.com/column/chichi/
■ポール・竿
のぼりを立てるための縦棒です。
一般的なスチール製のレギュラータイプのほか、オールブラックタイプや竹風タイプ、ステンレスタイプ等、様々な種類のポールをご用意しております。
のぼりのデザインやお好み、設置場所等に応じてお選びください。
https://www.order-nobori.com/product/pole/
■横棒
のぼりの上辺を支えるための、グラスファイバー製の棒です。
ポールの先端に付いている「回転頭」というパーツに挿し込んで使用します。
ポールをご購入いただければセットで付いてくるものですのでご安心ください。
横棒だけ購入することもできます。
■回転頭
「かいてんがしら」と読み、ポールの先端に付いているキャップを指します。
これがあるから風を受けてクルクル回ることができます。小さいパーツながら、これなくしてのぼりを設置することはできません。
こちらもポールをご購入いただくとセットで付いてきますし、単体でも購入できます。
回転頭についての記事がございます。以下URLからご覧ください。
https://www.order-nobori.com/column/kaitengashira/
■立て台・スタンド
のぼりポールを立てるための土台です。
水を入れて使うタイプや地面に打ち込むタイプ、フェンスや壁に取り付けるタイプ等、設置場所や用途に応じてお選びいただけます。
●主な染色方法について
■ダイレクト昇華印刷
生地に直接インクジェットプリントした後、200℃の熱をかけてインクを定着させる印刷方法で、現在ののぼり業界では、この方法が主流です。ただ弊社では、一般的な4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)に加えて、ライトシアン・ライトマゼンタ・オレンジ・グレーのインクも使用。これにより、広い色域を鮮やかに印刷することができます。
■昇華転写捺染
印刷する柄を一旦転写紙にインクジェットプリントした後、その紙を生地に重ね合わせて200℃の熱をかけながら転写する染め方法です。ダイレクト昇華印刷は薄い生地にしか印刷できませんが、昇華転写捺染は厚めの生地にも染色できるうえ、印刷ではなく「染め」なので、発色が綺麗に仕上がります。
また、生地の裏まで染め抜くことができるため、裏面も表面と同じ色の濃さになります(ダイレクト昇華印刷の場合は、裏面の濃度は表面より薄くなります)。
■捺染プリント
色ごとにシルクスクリーン(網目状の版)を作り、1色ずつ捺染インキを印刷する方法です。
版を作るので大量の印刷には向いていますが、昔ながらの手間のかかる製作工程ですので、通常納期よりも日数を長めに頂戴することになります。
また、1デザインにつき5枚~のご注文しか承れないこと、細かい柄や2mm以下の細い線は印刷できないことなどをご了承ください。
印刷方法については、詳細ページを用意しています。
https://www.order-nobori.com/guide/print/
●仕上げ方法の名称について
■ヒートカット加工
高温にしたカッターで生地を溶かしながら切る方法です。
溶けたポリエステル生地(化学繊維)は冷えると固まるため、糸のほつれが防止できます。
縫製を行わないので、縫い目がデザインに重なってしまったり悪目立ちしたりすることがありません。
以下ページにヒートカットの詳細を載せているので、ご覧ください。
https://www.order-nobori.com/column/heatcut/
■三つ巻縫製
生地の端を裏側に2回折り込んでからミシンで縫う方法です。
そのため、辺の端から約5mmのところに縫い目が入ります。
弊社では「下辺三つ巻」が標準仕様で、オプションとして「下辺+長辺三つ巻(+50円)」「三辺三つ巻(+60円)」「四辺三つ巻(+110円)」があります。縫製する辺が増えるほど、のぼりの耐久性が上がるとお考えください。
補強縫製についての記事がございますので、お読みいただければ幸いです。
https://www.order-nobori.com/column/sewing/
■三つ折り縫製
三巻き縫製が出来ない厚手の生地を補強するための縫製方法です。
生地を裏側に2回折りこみ、2本針のミシンで縫います。そのため、15mm幅で縫い目が2本入ります。
長持ちのぼり(生地:ツイル・エステル葛城・撥水クロス)は標準で「三辺三つ折り縫製」をしております。これにより、生地が破れにくくなり長持ちさせることができます。
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