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集客と色の関係(モダン感とレトロ感)

「色」は商品や会社を宣伝したり、
販売する上で重要な要素の一つです。

集客と色って関係あるの!?そう思われる方、必読です!!

人を引きつける色や目立つ色、色本来の意味などをご紹介しながら
色がどれくらい集客に影響を与えるものなのか、 カラーコーディネータの目線でお届けいたします。
お客様の集客のヒント、今後のデザインの参考になれば幸いです。

今回のテーマは「モダン感とレトロ感」です。

モダン(現代的)な印象を与える配色と、レトロ(懐古的)な印象を与える配色の大きな違いは、色が濁っているかいないか、または配色のコントラストが強いか弱いかにあります。モダン(現代的)なイメージの配色は、濁りのないトーンを選び、レトロ(懐古的)なイメージの配色は明度や彩度が低めの中間色を選ぶと表現しやすくなります。都会的でスタイリッシュな印象を与えたいときには濁りのない色を、落ち着いた雰囲気を演出したいときには濁った色を選ぶとぴったりです。どのような雰囲気になるのか、のぼりのデザインでご紹介します。

モダン感

モダンな配色は濁りのない鮮やかな色がお薦めです。
例えば、白や黒といった無彩色や、赤や青といった濁りのない純色です。
また、コントラストをつけてメリハリのある配色にすると更にモダンな印象に仕上がります。色数はあまり使わず、青色を基調にすると、より都会的な演出がしやすくなります。

  • モダンのぼり・寒色系
  • モダンのぼり・暖色系
  • モダンのぼり・無彩色系
寒色系
暖色や中間色よりもクールで都会的な演出がしやすいのが寒色系です。
鮮やかな青色のコントラストに、黄色や赤色のアクセントを入れると
引き締まって見えます。
暖色系
暖色系も寒色系と同じように、鮮やかな色をベースに使用します。
色数を絞って、黒や白といった無彩色とハイコントラスト配色に
することでモダンな印象に仕上がります。
無彩色系
無彩色も同様、ハイコントラストな配色にするとモダンな印象になります。 白をベースに、黒や鮮やかな色と組み合わせることがモダン感を出すポイントです。

レトロ感

レトロな配色は、彩度や明度が低めの中間色がお勧めです。
例えば、白・黒以外の無彩色や、茶色やエンジ、紺色のような濁りのある色です。
色数は多くても構いませんが、少し黄みのかかったトーンにすると、レトロな雰囲気が作りやすくなります。
全体的にコントラストを弱くすることがお勧めです。

  • レトロのぼり・寒色系
  • レトロのぼり・暖色系
  • レトロのぼり・無彩色系
寒色系
濁ったような色を使ったコントラストの弱い配色がレトロな印象を与えますが、特に寒色系をベースとした配色にすると、暖色系よりも落ち着いている印象を演出できます。
暖色系
暖色系をベースにグレイッシュなトーンを使うことで暖かみのあるレトロな印象になります。イエローベースにすると、より懐古的なレトロ感が演出できます。
無彩色系
無彩色の色をベースに使う場合は、中間色の無彩色をベースにするとクラシック感やレトロ感を演出しやすくなります。

例えば、洋食屋さんで「復刻版カレー」などの場合はレトロ感を出してみたり、
美容院やアパレル関係などではモダンな色使いにしてみたり…。
業種や業態によって応用できそうですね?!
ぜひあなたのお店でも集客に役立つ配色の技を使って、素敵なのぼりを作ってみては、
いかがでしょうか?

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