集客と色の関係(類似色で「調和」のとれたデザインをつくる)
「色」は商品や会社を宣伝したり、
販売する上で重要な要素の一つです。
集客と色って関係あるの!?そう思われる方、必読です!!
人を引きつける色や目立つ色、色本来の意味などをご紹介しながら
色がどれくらい集客に影響を与えるものなのか、 カラーコーディネータの目線でお届けいたします。
お客様の集客のヒント、今後のデザインの参考になれば幸いです。
今回のテーマは「類似色で「調和」のとれたデザインをつくる」
「調和」のとれたデザインにするためには、組み合わせる色同士が重要になってきます。 ひとくちに「調和」といっても、類似色を使う場合と、対象色を使う場合の2つがあります。
今回は類似色を使って調和のとれたデザインにするポイントをご紹介します。
類似色とは、色相環で隣同士にある色のことで、この色同士を組み合わせると統一感のある落ち着いた印象に仕上がります。
問:どちらのほうが
「調和」
がとれていると思いますか?
- ▼
- ▼
- ▼
答え
- 調和が取れていない
配色 - 調和が取れている
配色
もちろん、右側ののぼりですよね。左側ののぼりはピンクと青緑がぶつかり合って煩雑な印象になってしまっています。ケーキもあまり美味しそうに見ませんよね? その点、右側ののぼりはピンクの濃淡で配色することで調和の取れた印象になっています。
この同系色相の濃淡で色を組合わせることを「トーン・オン・トーン配色」と言い、普段から見慣れている自然界の配色に多く見られます。特徴は、落ち着いた印象を与え、まとめやすいということです。
トーン・オン・トーン配色について
- ★同一色相や類似色相あたりまでの同系の配色。
- ★必ずしも隣同士のトーンでなくてよい。
- ★色数や色の面積に決まりがない。
と、とても取り入れやすい配色といえます。
ただ、まとめやすい分インパクトに欠けてしまう場合もあるので、レイアウトに変化をもたせるとよいでしょう。
いかがでしたか?ついつい目立たせようと色を使い過ぎてしまいがちですが、
同系色でまとめると調和の取れたデザインになり、すっきりとした印象になりますね。
このトーン・オン・トーン配色は、飲食店や小売業はもとより
整骨院などの各種病院やネイルサロン・美容院などのサービス業などののぼりに
幅広く使えますね。一度お客様ののぼりも見直してみませんか?