集客と色の関係(文字を目立たせて読みやすくする・視認性を高める)
「色」は商品や会社を宣伝したり、
販売する上で重要な要素の一つです。
集客と色って関係あるの!?そう思われる方、必読です!!
人を引きつける色や目立つ色、色本来の意味などをご紹介しながら
色がどれくらい集客に影響を与えるものなのか、 カラーコーディネータの目線でお届けいたします。
お客様の集客のヒント、今後のデザインの参考になれば幸いです。
今回のテーマは「文字を目立たせて読みやすくする・視認性を高める」
広告・宣伝物は「視認性*」が重要です。
特にのぼりは、ディスプレイとして使われることもありますが、
大半は宣伝を目的として立てられるため「目立つ」ことや「見やすい」ことが重要です。
視認性が低いと離れて見たときに内容が伝わりません。
では、視認性を高めるにはどうしたらよいでしょう?
その方法は、配色を工夫することです。
背景色と、文字(またはイラスト等)の色に明度差を付けることで
「見やすく」「読みやすい」デザインにすることができます。
*「視認性」とは
目で見たときの見やすさのことを指します。
視認性が高いということは、さまざまな意味で見やすいということになります。
視認性を高くするには、「背景色と文字色の組み合わせを考える」、
「見やすい大きさの文字を配置する」などがあります。
(説明/解説) - イケサイWeb制作用語辞典
問:「どちらのほうが読みやすいですか?」
- ▼
- ▼
- ▼
答え
- 読みにくい
- 読みやすい
もちろん、右側ののぼりですよね。
左側ののぼりは、背景色と文字色の明度差が低いため、見にくいデザインになっています。
一方、右側ののぼりは背景色と文字色の明度差が高いので文字が読みやすいですよね。
視認性を高くするポイント
- 「赤×黄」「黄×黒」「青×白」といった明度差の高い配色を使う。
- 視認性の低い配色を使用する場合は、白や黒、明度差の高い色で
袋文字にしたり、影をつけて視認性を高める。
【図1】
【図2】
【図3】
【図1】は明度差が低いため、文字が背景に同化してしまっています。
これを改善するために、『袋文字』にしたものが【図2】【図3】です。
どちらも【図1】より文字がはっきりしたことが分かりますよね。
特に【図3】は読みやすく爽やかさも感じられます。
背景の空の画像と「オープンハウス」の文字の組み合わせから、今回は黒よりも白の方がイメージに合っています。
組合わせる配色は読みやすさと、デザインのイメージに合わせることも大切です。
いかがでしたか?同じ文字の大きさでも背景色と文字色の配色によって、随分見え方が違ってきますね。宣伝目的ののぼりなら、視認性を高めてより読みやすい、
分かりやすい広告物にして、効果を発揮したいもの。
デザインの際には、ぜひこのあたりも気をつけて、おしゃれなのぼりを作りましょう!